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★真紀子大臣の“暴走”に官僚の「振り付け」あり!? 【高木桂一の『ここだけ』の話】
田中真紀子文部科学相が審議会答申に反して3大学の新設をいったん「不認可」とした問題は、
末期症状にある野田佳彦政権の現実を露呈させた。今回の騒動は「真紀子大臣の暴走」と受け止められている一方、
ある政界関係者は「財務省と文科省が描いた周到なシナリオに田中氏が乗せられたようだ」と指摘する。
“劇薬”田中氏が、大学設置問題の見直しを狙う霞が関にうまく利用されたという見立てだが、
やはり野田政権が官僚にまんまと「やりたい放題」の“暴走”を許したのか…。
田中氏は2日午前の記者会見で、唐突に来春開校予定の3大学の不認可を発表した。
この30年間で審議会の「認可」の決定を覆したのは初めてのことだった。
小泉純一郎内閣時代に外相として暴走を繰り返し、外務省を一時、機能不全にした田中氏である。
10月初めの野田改造内閣発足後、内閣最大のアキレス腱とみなされながら鳴りを潜めていた田中氏が、やはり馬脚を現したとも受け取られた。
表現は悪いが、とかく人騒がせな田中氏の面目躍如だった。
しかし、どうも腑に落ちないところがある。
2日の騒動の勃発から、3大学関係者に謝罪した9日までの間、田中氏はなぜか官僚に当たり散らすこともなく「変」だった。
外相時代の“学習効果”があったのかもしれない。だが、すべてが予定調和で進んでいった印象をぬぐえない。
ある政府関係者はこうささやく。「結果的に真紀子さんはハシにも棒にもかからない大学にも税金をつぎ込む私学助成金を削りたい財務省と、
同じ問題意識をもつ文科省に利用されたようだ。安易に大学新設を認めてきた審議会の在り方や大学設置基準の見直しに持ち込むために、
突然の不認可裁定から一転して許可するという一連のシナリオをすべて官僚が書き、それを真紀子さんが忠実に演じたのだろう」
それを裏付ける「傍証」もある。
田中氏が不許可発言した2日のことだ。(続く)
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