12/11/12 19:39:17.40 SS0t7SQ+0
>>950
<<トリレンマの原理とアジア通貨危機の教訓、教訓を中国は生かせるか:2>>
彼らの仕掛けたバーツ売りでバーツの対ドル相場が下落し始めるや、ドル債務(ドル・ショート)を
抱える企業もリスクヘッジのためにドル買い・バーツ売りに殺到した。
途中までドル売り介入でバーツの下落を抑制していた、タイ政府も外貨準備の底が見えてくると、
介入を止め(97年7月)バーツ相場は急落した。
その結果、ドル債務のバーツ換算額が急拡大し、莫大な為替損で企業は債務不履行となり、
融資していた銀行にとっては不良債権の山となった。
こうして通貨・金融危機に陥ってしまったのだ。
そして、インドネシアやマレーシアなど同様の構図にあった他国に危機は一気に伝染した。
当時、アジア通貨危機が中国に伝染しなかったのは、ひとえに中国が内外の資金移動を厳しく規制し、
その意味でトリレンマの原理に整合的な制度をとっていたからだ。
現在の中国は、為替相場は完全な固定相場ではないが、一種のクローリング・ペッグ
(じわじわと変動させる半固定的相場制)を採用し、為替相場の変動を抑制している。