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在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)は東京地裁で競売手続き中の総連中央本部(東京都千代田区)の土地・建物について、
総連に約627億円の債権を持つ整理回収機構(RCC)に働きかけ、競売を中止する方向で最終調整していることが10日、分かった。
朝鮮半島筋などが明らかにした。競売はRCC側が申し立てたが、取り下げれば極めて異例の措置となる。
本部消失に伴う組織衰退イメージや求心力低下を懸念する総連の許(ホ)宗(ジョン)萬(マン)議長が競売阻止に躍起になっており、
売却が確実視されていた総連の牙城の存続が現実味を帯びている。
朝鮮半島筋などによると、総連は今夏以降、RCCと本部の取り扱いについて断続的に協議し、
RCCが競売回避の条件として41億円の返済案を提示した。これに対し、総連は年内に20億円を支払い、
残りの21億円を5年以内に返済する方向で検討に入った。双方は現在、最終合意に向け詰めの協議を続けている。
「41億円」の額は総連本部の土地・建物の入札価格を上回る規模と試算されているという。総連は年内の支払い分について、
朝鮮出版会館(東京都文京区)の土地・建物の売却で10数億円を確保し、残りを総連傘下の商工業者の支援などで捻(ねん)出(しゅつ)する考えだ。
許議長は10月20日、東京都小平市での総連地方本部の幹部を集めた会議で「本部の競売を阻止するため手段を考えている」と発言した。
さらに「11月20日前後には解決策を報告することができる」と言い切り、競売が回避される見通しを示していた。
総連本部をめぐっては、RCCが7月10日、総連の債権回収を図るため競売を求める申し立てを行い、東京地裁が同月12日付で手続きを開始した。
土地・建物は差し押さえられ、8月11日には地裁の執行官が立ち入り調査を実施していた。
調査は競売物件の構造や占有状況を把握するために行われ、入札に向けた準備が進んでいた。
入札参加予定者には大学、病院、不動産会社が浮上していた。(>>2-3へ続く)
産経新聞 2012.11.11 01:37
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