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天皇、皇后両陛下は9日、皇居・東御苑内にある二の丸庭園の池に、
鰭の長い観賞用コイ「ヒレナガニシキゴイ」50匹を新たに放流された。
ヒレナガニシキゴイは50年前、陛下が皇太子時代にインドネシアを訪問した際、
鰭の長い同国産コイと日本産の交配を思いつかれたのがきっかけで、誕生した品種。
皇居の池では来園者の目を楽しませてきたが、数が減ったため追加された。
両陛下は、品種改良などを行っている埼玉県から献上された
15センチ程度のコイをバケツで、ゆっくりと池に放された。
二の丸庭園の池のコイは、平成3年にタイのチュラポン王女から
プレゼントされたものなど22匹を両陛下が放流されて以来、
世代交代を繰り返している様子だったが、最近は8匹まで減っていた。
側近は「国際親善のコイだから、両陛下は
絶やしては良くないと考えられたのではないか」と話した。
2012.11.9 19:08
URLリンク(sankei.jp.msn.com)