12/11/10 06:01:29.22 z6TEX0kQ0
>>330
デフレによる実質的な高金利享受は、不労所得を過剰かつ
不当に増やすもので、また不公平であると同時に非効率でもあるよ。
非効率というのは単純な話、借金の金利負担が過剰になると、それだけ事業投資が減って
雇用も失われるからだね。雇用が失われると経済全体の生産・所得が失われるから、
日本はそれだけ貧乏になる。金利ってのは誰かが働いて支払われるものという視点も必要。
もちろん金利は安ければいいもんじゃない。労働者の数は限られているから、
余りに景気が良くなりすぎると、それ以上はただ単にインフレが昂進する・・・というのも
人手不足で賃金がひたすら高騰するから(日本の商品やサービスのコストは大半が人件費)・・・だけとなって、
生産や所得は一切増えない。ただ現状の日本はそんな状態とは程遠いので、金利はもっと下げるべき。
それでもゼロ金利で下げようがない状態が続いて、量的緩和やインフレ目標等の
それなりに有効な対策が考案されてはいるんだけど、ともかく本来であればもっと金利を
下げたいのが実情であるのに、そうできない状態が長く続いているのは確か。
そこが非効率であると同時に、不当で過剰で不公平な格差だよという問題だね。自然状態から乖離している。