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静岡県沼津市拠点の派遣型風俗店（デリバリーヘルス）を舞台とした
恐喝未遂事件で、県警は８日、同店を実質的に経営していた富士宮市消防本部の
消防士坂井聖容疑者（３７）を傷害と強要の疑いで、坂井容疑者の知人の男２人を強要の疑いで再逮捕した。
一方、静岡地検沼津支部は恐喝未遂容疑で逮捕されていた、この３人を含む５人を処分保留で釈放した。
発表によると、坂井容疑者は２０１１年８月下旬の夜、静岡市葵区南沼上の山中で、
同店従業員の秋山龍太容疑者（２８）（児童福祉法違反容疑で逮捕）に対し、
「お前、埋めちゃうよ。ばれないようにするのなんて簡単だよ」と脅し、腕や足を
殴ったり蹴ったりする暴行を加え、右手指のじん帯を損傷させる全治２週間のけがを負わせた疑い。
１２年９月中旬の夜には、知人の男２人と共謀し、沼津市の飲食店で、１０代の知人少女に対し、
「デリヘルで働いて借金を返せ」などと脅し、借用書を書かせた疑い。
捜査関係者によると、坂井容疑者は秋山容疑者に売上金のノルマを課しており、
売上金の納入日に遅刻してきた秋山容疑者に腹を立て、勤務先だった
静岡ヘリポート近くの山中に連れ込んで暴行したとみられる。
坂井容疑者は１１年３月～１２年１０月、県消防防災航空隊に救助隊員として派遣されていた。
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