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★熱血!与良政談:「大同」と「小異」の大問題=与良正男
「あれこれ小さいことは言わず大同団結すればいい」と東京都知事を辞め新党結成に突き進む石原慎太郎氏が繰り返している。
目指しているのは橋下徹大阪市長率いる日本維新の会との連携。第三極がバラバラでは「数」がものをいう国会で影響力を持てない。
だから小異を捨てて……というわけだ。
しかし、例えば2030年代までに原発ゼロを目指すという日本維新の会と、脱原発に慎重な石原氏との違いが果たして「ささいな問題」なのか。
誰しも疑問を抱くはずだ。一方、「人気があって、政治スタイルも似ている(と思われる)石原さんとは組みたいが、
たちあがれ日本のお年寄りのみなさんはお引き取りを」とでもいうような橋下氏の言い分も虫がいいと思うが、
「政策の一致」にこだわる橋下氏の姿勢は間違っていないと思う。
私たちはこれまで何度も政策の一致なき数合わせを見てきた。古くは自民党と旧社会党との連立政権。あるいは今の民主党もそうかもしれない。
「寄せ集め所帯」との批判からなお逃れられない。政党もそして政党同士の連携も、政策や理念が一致していた方がいいに決まっている。
でも、こうも考えるのだ。では、今の政党の間にどれだけの違いがあるのか。つまり、本来の意味での「大同小異」ではないか、と。
民主、自民、公明3党は消費増税と社会保障の一体改革で合意した。私はこの点は高く評価しているが、
政権獲得後の民主党を振り返れば「民主党も自民党と結局、ほとんど変わらなかった」と失望している人も多かろう。(>>2-3へ続く)
毎日新聞 2012年11月07日 12時38分
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