12/11/07 12:07:19.76 0
>>1の続き
続いて民主党として初の政権を担った鳩山内閣を瓦解させることになった米軍普天間基地の移転問題。
その鳩山由紀夫元首相が移転先の「腹案」として徳之島を挙げる前に、閣内で最初に検討されていたのが馬毛島だった。
これも結局、沖縄本島から遠いことで立ち消えになった。しかし鳩山首相は当初賛成の意向だったといわれる。
また、昨年6月の日米外務・防衛担当閣僚会合(2プラス2)でも米軍による空母艦載機発着訓練(FCLP)の
候補地として取り沙汰されている。近年、日米政府間では、日米安保の要衝と見られてきた。
そこに、中国は食指を伸ばしてきた。
「立石氏に交渉を持ちかけてきたのは、上海の不動産開発会社と同じく上海のリゾート開発会社の2社です。
両者とも、中国当局の息のかかった企業とみて間違いない」(防衛省関係者)
離島とはいえ、尖閣諸島とは異なり、“本土”に等しい場所である。
防衛省内で立石氏の発言を軽視する人間はいなくなった。
ここまで重要になった馬毛島だが、元々立石氏に馬毛島購入を勧めたのはたまたま知り合った防衛省幹部OBだったという。
そのOBは馬毛島が将来的には日本防衛の有力な基地になると語った。
そして、立石氏は自ら率先して住民票を馬毛島に移し、資材を投じて滑走路建設に着手した。投じた金額は150億円にも上る。
そして、2008年、立石氏は日本政府から内々にある申し出を受ける。
「馬毛島を日本政府に譲渡してほしい」
立石氏は政府からの申し出に、「譲渡ではなく貸し出しならば交渉してもいい」と回答したという。事情を知る関係者が語る。
「これまで島内の整備にあたって立石さんは一銭の補助も受けていない。
投資額を回収するために、できるだけ政府からお金を引きだそうとしたんです」
日本政府側、つまり防衛省と立石氏とのやり取りは内々に続けられた。
だが、買い取りを要求する防衛省側と、貸与を主張する立石氏側の溝は埋まらなかった。
>>3へ続く