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宮台ブログ 2004-05-30
URLリンク(www.miyadai.com)
■私はマスコミ人たちに「ブログを見よ」と呼び掛けてきた。2ちゃんが「自己責任バッシング」の嵐でも、ブログで「自己責任」をキーワードに検索すると大半が「自己責任バッシング批判」。その意味を考えよと。
■答えは、私が一年前からブログ普及を呼び掛けてきた理由に関連する。私の舎弟にも大手プロバイダーが提供するブログを設計させた。既に何十万人も使っている。答えは「悪貨に良貨を駆逐させないこと」。
■ブログは日記用として生まれ、デモクラティズム的な公共性に資することが分かって、デモクラットらによって改良を重ねられた。ポイントは評判システム。トラックバックを中核とつつ、コメント評価プラグインを周辺とする。
■渋谷陽一氏が自らのブログに自説を書く。私が内容に価値がある思えば自分のブログに渋谷氏のブログからトラックバック(引用)を引く。すると渋谷氏のプログにそれが表示される。表示件数が多いほど評判がいい。観客は評判いいサイトだけ見る。
■2ちゃんにありがちな煽りや垂れ流しにトラックバックは付かない。ついてもクソコメント。本人が寂しくなるばかりか恥さらし。見事淘汰される。評判のいいブログにもクソコメントがつくが、コメント評価プラグインで淘汰できる。
■ブログが普及するほど「2ちゃん世論」とは何かが明白になる。評判システムで生き残るには「構築されたオピニオン」が必要だ。思考停止で垂れ流される「下痢便メッセージ」は生き残れずに2ちゃんに吹き溜まる。
■マスコミ人に「ブログを見ろ」と一喝する意味は明白だろう。2ちゃんは2ちゃんでありつづるし、俗情ガス抜き装置としてはいい。だがマスコミは低レベルの俗情に媚びてはダメ。大きなオピニオン市場が別にあり、かつ公共的だ。