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身近にある物から燃料をつくり、環境への負荷を減らす工夫について考えるシンポジウム「うどん県。まるごと循環サミット」が4日、
高松市のサンポート高松で開かれ、市民約50人がうどんの食べ残しからエタノールを生み出す取り組みなどを学んだ。
環境省が主催。民間企業の担当者やNPO代表をパネリストに招いたシンポジウムがあり、
高松市の機械メーカー「ちよだ製作所」が、
うどんの食べ残しや切れ端からエタノールをつくる試みを紹介した。
製麺業者から「廃棄されるうどんが県内で年間1500トンあり、
処分するのに2000万円かかる」と相談を受けたのがきっかけで始まったといい、
担当者は「うどんは糖分が多く、効率よくエタノールが取れる。
もともと捨てる部分なので(トウモロコシなどと違って)食糧と競合しないのも魅力」と説明した。
高松市木太町の会社員田村信治さん(57)は「地道な研究だが、夢を感じた。
『香川県内の車はすべて“うどんエタノール”で走ってます!』みたいな未来が来たら楽しそう」と話していた。
(2012年11月5日13時24分 読売新聞)
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