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107 :世界@名無史さん:2011/02/08(火) 18:19:46 0
日本語がアルタイ諸語と南方言語の影響を受けていることは間違いないし、実際それが定説となっている。
だが日本語は近隣諸国とも全く異なる言語を使い、独立した「日本・琉球語族」説が定説になりつつある。
ではなぜ「日本・琉球語族」は他国とこれほど異なるのだろうか?
「騎馬民族征服説」が正しいのなら朝鮮語に、弥生征服説が正しいのなら華南・東南アジア言語に、中国の影響が強いというなら北京語に、日本語はそっくりなはずだ。
だがそうではない、とすれば答えはひとつだろう。
といっても、縄文系の血筋YAP+Y-DE染色体は環地中海地域で顕著に見られる「出アフリカ」最古級遺伝子で、 アジアでまとまって見られるのはインド・アンダマン諸島とチベットだけである。
その血筋のあまりの古さと、日本を除く当該地域の民族抗争の多さから、血筋に共通する言語は失われ今となっては解析不可能、他国に縄文語の共通項を求めることもかなわない。
そうした乏しい資料状況の中、ウラル語学の権威の故小泉保氏は日本語を縄文起源とする「縄文語の発見」を発表、袋叩きにあったものだが、崎谷満氏の分子生物学から考古学を考察する「遺伝子人類学」が発表されて以降、それを見直す動きがはじまっていることも確かだ。