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(CNN) 地球の表面を覆う地殻を掘り進み、内部の「マントル」まで到達しようとする10億ドル
(約8000億円)規模のプロジェクトに、科学者らの国際共同チームが取り組んでいる。日本が建造した
地球深部探査船「ちきゅう」の活躍に期待がかかる。
マントルは地殻と核の間にある岩石の層。地球の質量の7割近くを占め、大陸移動や火山活動の原動力とされる物質だが、
人類史上まだ実際に手に取った者はいない。生のサンプルが採取できれば地球の成り立ちを解明する鍵となり、
その価値はアポロ11号が持ち帰った月の石にも匹敵するだろうといわれている。
だがマントルまで到達するためには、長さ10キロメートルもあるドリルで硬い地殻を掘り続ける必要がある。
プロジェクトを率いるリーダーの1人、英サウサンプトン大学のデーモン・ティーグル氏はこれを「地球科学史上の最難関」と呼ぶ。
掘削地点としては、太平洋の海底が選ばれる見通しだ。地殻の厚さが陸地では60キロにも及ぶのに対し、
海底なら6キロ前後にとどまるからだという。すでに3カ所の候補地が挙がっている。
海底からマントルに至る穴の直径はわずか30センチ。「プールの深い部分に髪の毛ほどの細い針金を垂らし、
底に沈む0.1ミリの筒を通して何メートルも掘り進めるような作業だ」と、ティーグル氏は説明する。
掘削作業には、日本が2005年に完成した「ちきゅう」という探査船が使われる。ちきゅうは長さ10キロまでの
ドリルパイプを搭載することが可能。これまでの掘削で、海底から2.2キロという世界最深記録を樹立している。
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日本の地球深部探査船「ちきゅう」
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