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東京タワー(333メートル)から東京スカイツリー(634メートル)=今年5月開業=への電波塔移転が、当初予定の
来年1月から大きくずれ込む見通しとなったことが27日、NHKなどへの取材で分かった。スカイツリーから電波を
出した場合、想定以上の障害が発生する恐れが強く、対策に時間がかかるため。
NHKと在京民放5社の放送事業者には、視聴者の多い昼間に東京タワーの電波を止めて、スカイツリーの障害の
全容を把握すべきだとの声もあり、視聴者を巻き込んだ大きな混乱も予想される。
放送事業者は東京タワーから電波を関東広域圏に送出している。東京タワー開業から50年以上たち、周囲に
高層ビルが建ち並んだため、ビル陰などによる電波障害の解消や新たな観光名所を目指して、約650億円かけて
スカイツリーが建設された。
スカイツリーのアンテナは東京タワーより200メートル以上高い位置にあり、ビル陰などによる受信障害は大幅に
減少すると予想されていた。ところが、今年7月からNHKと民放各局が共同で、スカイツリーから試験電波を出して
受信状態のサンプル調査を始めたところ、電波が強すぎることやアンテナの向きが原因で、全く映らない世帯が
方角や地域に関係なく見つかった。
障害の全容把握のための電波試験には、東京タワーの電波を止める必要があり、視聴者の多い昼間の試験
となると影響も甚大だ。
NHKのある幹部は「1月の移転は無理。アナログ放送と並行した地デジ化とは異なり、今回は一夜で行うため、
それまでに難視聴世帯対策を完了する必要がある。5月までに解決したいが、莫大(ばくだい)な追加費用がかかる」
と戸惑いを隠さない。総務省関東総合通信局は「受信対策をしっかり行って、早く移転日を決めてほしい」と話している。
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