12/10/26 09:59:46.11 0
>>1の続き
私は被差別地域を明記したことをよしとするものではない。差別問題には、メディアに携わる人間は最大の関心と
細心の注意を払うべきだと思っている。この連載の中で、具体的な地名まであげる必要があったのか、
読んでみて疑問が残ったのは事実である。だが、編集長も筆者も、そうしなければいけないという確固たる
意識があったからこそ、わざわざ明記したのではないのか。
再び「言論の覚悟」といわせていただく。河畠編集長にはその覚悟もなく原稿を依頼し、
内容をチェックし(おわび文中には、社内の関係部署のチェックを受けたともある)、タイトルを付けたというのだろうか。
橋下の批判に対して受けて立つ論理を編集部側が構築していなかったというのでは、
言論機関としての体をなさないといわれても仕方あるまい。
●「朝日の検証済むまで表だってコメント出すのは控える」(佐野眞一)
筆者の佐野眞一とはきのう(2012年10月24日)電話で話した。朝日新聞の第三者機関「報道と人権委員会」がこの問題を検証する。
それに1か月ぐらいはかかるだろうから、それまでは表立ってコメントを出すのは控えているそうだ。
他の出版社から続きの連載をうちでやらないかと殺到しているようだ。週刊朝日編集部とは相当なやり取りがあったそうだ。
朝日の記事チェック体制があの程度だったのかと、佐野本人も驚いたようである。
橋下があれほど敏感に反応したのは、「サンデー毎日」も書いているが、
「連載は今後これまであまり触れられてこなかった氏の母親について詳細に書かれる予定だった」からであろう。
この問題は、週刊誌全体のものであることはもちろんだが、ノンフィクションの根幹に関わる問題でもある。
これからも折に触れて書いていきたい。
以下略