12/10/24 12:10:36.62 0
(>>1のつづき)
亜里容疑者による虐待発覚後、7才で再び母親と別れた唯真ちゃんは広島県呉市内の児童養護施設に入所した。
4人1部屋の2段ベッドに寝泊まりしながら、近隣の小学校に通ったが、一度知った母親を求める気持ちは抑えられない
ようになっていた。
「家に帰りたい。お母さんと暮らしたい」
施設ではしきりにそう訴えたという。亜里容疑者がにっこり笑った似顔絵を描き、<おかあさんへ きてくださいね>と
綴ったクラス発表会の招待状を母親に送ったこともある。娘の訴えに、亜里容疑者は面会に訪れるようになり、
やがて外泊が認められるようになった。
「計20回ほどの外泊を重ね、母子も一緒に暮らすことを希望していました。関係が良好だったので、問題ないと判断しました。
ふたりが住んだ府中町には過去に虐待があったことを伝えましたが、“継続して見てください”とは連絡しませんでした」
(子ども家庭課児童グループ担当者)
こうして行政による“見守り”が終了し、母子は孤立を深めていく。厚生労働省の「子ども虐待対応の手引き」では、
虐待された子供が家庭に戻った後も支援を継続することが明記されている。ただし、これは義務ではない。虐待の
相談件数が毎年過去最多を記録するなか、職員の負担も増しており、すべての親子に対応しきれていない現実もある。
2010年12月から亜里容疑者と唯真ちゃんは再び同居。今度は「祖母と同居」という条件はなく、亜里容疑者が水商売
などで稼ぎながら生活を支えた。この家で内縁関係の男性と3人で暮らしたこともあったというが、この男性とはすぐに別居。
ほどなくして亜里容疑者による日常的な虐待が再び始まった。亜里容疑者はこれまでの経験からか、虐待が発覚しないよう
唯真ちゃんの衣服に隠れるお腹や胸部を殴打した。
唯真ちゃんは自分が受けている虐待を学校や施設に訴えることはなかった。それをすれば大好きな母親と引き離されてしまう。
虐待にじっと耐え、泣き声をあげることもなかったので、近所の人や学校関係者はまったく気づかなかった。(以上)