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スナック菓子大手のカルビーが野菜チップス事業の強化に乗り出している。
野菜を素揚げにした戦略商品「ベジップス」の売上高を5年後に100億円へと伸ばし、
収益の柱の一つに育てたい考えだ。10月から全国展開に踏み切っており、工場の
新設も検討している。これまで強みとしてきたポテトスナックは若年層が
メーンターゲットだが、少子化が進む中、健康志向のニーズに応じた商品を拡充して顧客層を広げていく。
ベジップスは「玉ねぎ かぼちゃ じゃがいも」と「さつまいもとかぼちゃ」の
2種類。野菜を砂糖漬けにする一般的な野菜チップスとは異なり、野菜本来のうまみを
引き出せる素揚げに成功したのが特長という。
1袋当たりの容量を「玉ねぎ」が26グラム、「さつまいも」は35グラムと抑え、
カロリーはそれぞれ138キロカロリー、192キロカロリーと全部食べても
200キロカロリーを超えないように工夫している。市場想定価格は145~148円。
2010年3月に近畿の一部地域で試験販売したところ、野菜の自然な甘みや
ヘルシーさへの満足感などから40~50代の女性を中心に支持を集め、
潜在ニーズを見込めると判断して販売エリアや取扱い店を拡大。さらに10月8日から全国展開を始めた。
URLリンク(www.iza.ne.jp)