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メディアとしてはすでにCDなど後発のものに取って代わられた感のあるカセットテープ。
しかし、データの大容量化が予想以上のスピードで進み、ハードディスクの密度改良も
限界に近づく中で、将来、頑丈で高密度なメディアとしてカセットテープが返り咲く可能性を、
IBMの専門家が指摘しています。
2011年の段階で全世界の情報を集約するとその容量は295エクサバイトになり、うち、
94%がデジタル化済みとなっていました。つまり、世界中のストレージには約280エクサバイトの
データが詰まっているということです。エクサバイトというのはペタバイトの上の単位ですが、
2016年までにネット全体の通信量はエクサバイト級、あるいはその上のゼタバイト級に
なるとみられており、はるか果ての見知らぬ単位というほどではなくなってきています。
そんな中、データセンターなどで主に用いられているのはハードディスクですが、富士フイルムとIBMは2010年に磁気テープに
バリウムフェライト磁性体を採用することで、現行テープ比約44倍の35TBの大容量カートリッジ開発を
可能にしました。この磁気テープは、実際に2016年に建造が始まる世界最大の望遠鏡である
Square Kilometre Array(SKA)で使用される予定となっています。2024年にSKAが稼働し始めると、
吐き出す圧縮データの量は1日1ペタバイトにもなるとみられています。
つづきます
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