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・「札幌ドームを爆破するぞ!!警察は必要ねぇよ」
インターネット掲示板「2ちゃんねる」に今月16日、こんな犯罪予告が書き込まれた。通報を受けた北海道警は
敷地内を捜索。翌日にあったプロ野球パ・リーグのクライマックスシリーズでも、警備強化を余儀なくされた。
「またウイルスか」「逮捕楽しみ」
予告に続くコメント欄には、騒動をおもしろがる言葉が並んだ。
「脅迫、書き放題だね。IPアドレスを根拠に追及されても『ウイルスのせいだ』と主張すれば済む」
一連の犯罪予告が冤罪(えんざい)の可能性が高いことが明らかになってから、こうした書き込みが急増した。
実は、遠隔操作ウイルスの登場で警察当局が冤罪と並んで懸念を示しているのが、この「書き込み放題」に
なってしまうことだった。
ネットに投じられた遠隔操作ウイルスの一石は、早くも警察当局の懸念通り、サイバー空間の法秩序を崩壊に
追い込みつつある。
ネットセキュリティー会社「トレンドマイクロ」によると、新種のコンピューターウイルスの出現頻度は1秒に1種類。
同社の広報担当者は「ウイルスのひな型となるキットがネット上に出回っており、素人でも簡単に作成できる」と
現状に警鐘を鳴らす。
新種が出るたび、各セキュリティー会社はワクチンを開発。「iesys.exe」(アイシス)と名付けられた今回の
ウイルスもすでに駆除は可能になっているが、機能を一つ付け足すだけで、検知の網から逃れてしまう。
今この瞬間にも、アイシス2号ともいうべきウイルスが登場しているかもしれないのだ。
× × ×
一連の事件を受けて、警察当局は犯罪予告が遠隔操作によるものか自発的に書き込んだものかを見分ける
方法の検討に乗り出した。(>>2-10につづく)
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