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中国からスマートフォン越しに届いた声は悲痛な訴えだった。
「われわれも命を守らなければならないんです!」
ユニクロを展開するファーストリテイリングで中国事業を統括する最高責任者の言葉だった。
流暢(りゅうちょう)な日本語を話す中国人である。海外から優秀な人材を集めて
事業展開する同社ならではの幹部のひとりだが、異常事態に気持ちが
高ぶっている様子がひしひしと伝わってきた。中国の騒動について聞いたときの話だ。
騒動とは、9月の反日デモの際、上海のユニクロ店舗に「尖閣は中国領土」という趣旨の
張り紙が掲示された一件だ。写真とともにネットで伝わった結果、日本国内で
ユニクロへの苦情が殺到し、不買運動が懸念される事態となった。売らんがために
中国に迎合した張り紙を出したのなら、批判は避けられない。だが、実際はそうではなかった。
すでに報じた通り、真相は地元の警察官から強制的に張らされたというものだった。
断れば、デモに襲われても守ってもらえない恐れがあったという。別の店では無断で
同様のシールが張られた。気づいた店長がはがそうとすると、ショッピングモールの保安員が
店長を取り囲んで阻止する強硬措置に出たそうだ。現地社員らの苦しい胸の内は察するにあまりある。
2012.10.21 08:14
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
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