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>>1の続き
同社の柳井正会長兼社長は、中国での成功なくしてグローバルビジネスでの
成功はない、との判断を変えず、今後も積極的な投資を続ける方針だ。
ただ、反日感情の高まりに加え、対応次第では日本でも不買運動につながりかねない
中国ビジネスのリスクの高さを考えれば、その経営判断には相当の覚悟も求められる。
実際、多くの企業にとって今後の中国事業をどうするかは深刻な悩みだ。
混乱が長引きそうなこともあり、以前と比べて経済界の楽観論は減ってきた。
ただでさえ中国は、人件費高騰で「世界の工場」としての魅力が失われつつある。
政治リスクの高さが再認識されたことで、ユニクロとは反対に
多くの企業が対中投資を手控える可能性は十分にある。
欧米から中国への直接投資は欧州債務危機の影響で減少傾向にある。
例外は日本で、1~9月の累計で2桁の伸びだった。その日本まで投資を
鈍化させれば、中国にとっては間違いなく痛手だ。居丈高な外交ばかりを
続けていると、中国は日本企業にそっぽを向かれて大きな代償を払うことになる。(経済本部部長 長谷川秀行)
2012.10.21 08:14
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