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未成年者への性行為強要などで2010年に台北刑務所に収監された
男性が、相部屋の男にレイプされていた事件について、曾勇夫法務部長(法相)は
17日、刑務所の管理体制に問題があったと認め謝罪した。
今年春に1年10カ月の刑期を終えて出所したこの男性は、
まだ10代という若さだったこともあってか複数の“先輩受刑者”
たちの性欲のはけ口とされ、雑居房で繰り返し性的暴行の被害を受けた。
事件発覚後、主犯格の受刑者は検察に起訴され、今年5月に
8年6カ月の実刑判決を受けたが、男性は精神的に大きなダメージを受け、
雲林刑務所に移動した後も情緒不安定な状態が続き、出所までに
計86回も医師の診察を受けていた。
この男性は出所後、雲林刑務所の看守から「オマエは性欲解消に
ちょうど良かったんだろう」などの暴言を浴びせられたことなどを
国会議員に陳情。法務部はこれまで、「過失があれば関係者を処罰する」
としてきたが、曾法務部長は17日初めてこの問題について謝罪、
台北刑務所での事件についても再調査すると約束した。
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