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菌まで地産地消!? 中国から飛んでくる黄砂の研究をしている金沢大学の牧輝弥(てるや)准教授(39)=微生物生態学=が、
珠洲市の上空3千メートルで採取した菌を使った納豆を開発した。名付けて「そらなっとう」。納豆製造業者に依頼して商品化し、
今月下旬から県内のスーパーや百貨店などで売り出される。
ふたを開けると、市販の納豆と変わらぬ風貌(ふうぼう)や香り。滑らかな粘りができるのが特徴だ。7~8月に学内の生協で
1個50円で先行販売されたが、計1740個が売れたといい、「自分の本来の研究よりも反響があった」と牧准教授は苦笑する。
黄砂はタクラマカン砂漠やゴビ砂漠で舞い上がった直径が千分の5ミリ程度の砂粒だ。牧准教授らの研究グループは、
航空機や気球に搭載した特殊な装置を使って珠洲市の上空などで黄砂の粒子を採取。粒子に含まれる細菌をDNA分析
などで調べたところ、納豆菌の一種「バチルス・サブチリス」が偶然見つかった。
地上でも珍しくはない種類だが、通常の大気中では1%ほどの確率でしか見つからないこの菌が、珠洲市上空で採取した
黄砂には80%以上の確率で検出された。中国・敦煌の上空と富山・立山連峰の積雪でも同種の菌が見つかり、この菌が
黄砂に乗って中国から日本に飛んできた可能性があることが確認できたという。
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