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京都大学教授の山中伸弥さんが、「iPS細胞」を作り出すことに成功してから僅か6年という異例の早さで、ことしのノーベル医学・生理学賞
に選ばれたのは、研究成果を発表してからすぐに、世界中から山中さんをノーベル賞に推す推薦状が届いたためであることが選考委員会への取材
で明らかになりました。
京都大学教授の山中伸弥さんは、心臓の筋肉や神経などさまざまな細胞に変化するとされる、「iPS細胞」を作り出すことに世界で初めて成功
し、通常は研究成果の発表から受賞まで10年以上かかるとも言われるノーベル医学・生理学賞に、2006年の発表から僅か6年で、ことし選
ばれました。NHKの取材に応じた、スウェーデンのストックホルムにあるノーベル賞の選考委員会のハンソン事務局長は、「山中さんがiPS
細胞について発表してからすぐに、世界中から山中さんをノーベル賞に推す推薦状が届き始め、私たちとしても、山中さんが世界中の研究者から
有力候補として見なされていることを理解した」と述べ、世界中の研究者からの推薦状が後押しとなり、異例の早さで受賞につながったことを明
らかにしました。
さらにハンソン事務局長は、「iPS細胞が医療の分野で新たな機会を作り出そうとしている」と指摘し、iPS細胞の技術が臨床で応用されて
患者の命を救うことに貢献するよう、ノーベル賞選考委員会として、今後の山中さんの研究に大きな期待を示しました。
▽NHKnews(10月21日 5時59分) *ニュース動画アリ
URLリンク(www3.nhk.or.jp)