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★米兵夜間外出禁止令:基地の街 評価と不安
沖縄県の女性に対する集団強姦(ごうかん)致傷容疑で米兵2人が逮捕された事件で、在日米軍は日本に駐留する全米兵を対象に夜間外出禁止令を出した。米兵の犯罪が絶えない沖縄では「米軍が事件を
深刻に受け止めた結果」との評価も出たが、米兵相手の飲食店にとっては客足減少につながる諸刃(もろは)の剣。基地の街には不安も漏れた。一方、事件への抗議は沖縄でやむことがなく、垂直離着陸輸
送機MV22オスプレイが配備された宜野湾市の米軍普天間飛行場ゲート前であった集会では、市民らが「あしき隣人は出て行け」などと怒声を上げた。
夜間外出禁止令について、沖縄県の上原良幸副知事は「米軍が事件を深刻に受け止めた結果と考えている」としながらも「実効性については今後、精査、検証していく必要があると考えている」と述べた。
沖縄県では08年2月、女子中学生に暴行したとして米兵が逮捕されたり、女性宅に住居侵入したとして逮捕される事件が続き、米軍が外出禁止令を出した。しかしその後も不祥事は絶えない。別の県幹部
は「米軍の外出制限が守られているかどうか、情報を収集していく」と話した。
一方、米空軍嘉手納基地がある沖縄市。客の半数が米軍関係者という寿司(すし)店主、在塚(ありづか)信夫さん(43)は「この店だけでなく、米兵が来る飲食店へのダメージは大きい」と話した。た
だ「ひどい事件だったので外出禁止は仕方ないのではないか」とも語った。
(続く)
毎日新聞 2012年10月19日 20時35分(最終更新 10月20日 02時10分)【野呂賢治】
mainichi.jp/select/news/20121020k0000m040068000c.html
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