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遠隔操作ウイルスによる犯罪予告事件で、「真犯人」を名乗る人物が、犯行声明とみられる
メールをＴＢＳなどに送ったことに関し、１６日、犯罪心理学に詳しい臨床心理士の
矢幡洋氏に犯人像を聞いた。また、皇太子ご夫妻の長女愛子さまが通う学習院初等科にも、
襲撃を予告する内容のメールが８月に送られていたことが明らかになった。
矢幡氏は「真犯人」から送られた犯行声明や、犯行声明の中で関与を認めている犯罪予告の
内容から犯人像を分析した。
【ナルシシスト】
第一に指摘するのは「自己愛の強さ」。犯行声明にあった「警察・検察を
はめてやりたかった、醜態をさらさせたかった」という言葉を挙げ「メンツや
見えにこだわり、警察、検察のような強い組織を手玉にとって強い自己を誇示したいという
自己顕示欲が強い。すごい自分をひけらかし、能力の高さを社会に認めさせたいという
承認欲求も強い」
【破壊よりインテリジェンス】
「文章がアグレッシブ（攻撃的）ではなく、一見丁寧。
感情をむき出しにするよりも、気取った態度で相手をおちょくることを好み、
スマートさを見せつけたい人物」と指摘。「社会に対して破壊的なことをしてやりたいという
思いは強くない。別のウイルスを開発して再び仕掛けることに重きを置くタイプ」
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