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石油掘削業界で給料高騰、マネジャーで年収3900万円も
10月16日13時44分 提供:ロイター
10月15日、最も給与の高い職種といえば、投資銀行や専門医などの仕事が浮かぶが、
過去数年間で給与が大幅に上昇している業界といえば、石油掘削業界だ。
写真は年収50万ドルを稼ぐスタンダード・ドリリング社のオペレーションマネジャー(2012年 ロイター/Tim Chong)
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[シンガポール 15日 ロイター] 最も給与の高い職種といえば、投資銀行や専門医などの仕事が浮かぶが、
過去数年間で給与が大幅に上昇している業界といえば、石油掘削業界だ。
米国出身のジョナサン・ロバーツ氏(45)は、20年以上前に就いた石油掘削の仕事では、
時給はわずか5ドルだった。しかし、現在ではノルウェー企業スタンダード・ドリリングで
オペレーションマネジャーに就任し、年間約50万ドル(約3900万円)を稼いでいる。
海洋石油掘削事業は世界的に好況が続く一方で、陸地から遠く離れた油田プラットフォームでの
数週間の生活を強いられるなど職務内容が厳しいこともあり、管理職や労働者が慢性的に不足している。
今年に入って米テキサス州からシンガポールに移ったロバーツ氏は、
「(石油掘削事業で)1時間に稼げる金額は今では驚くほどだ。たった5年前にはその半分だった」と語った。
同業界が1999年に労働力不足に直面した際、ロバーツ氏の給与は2倍以上に跳ね上がったという。
英石油大手BPによると、世界の石油需要は2001年からの10年間で14%拡大し、
日量8800万バレルに達した。急成長を続ける新興国による需要が大半を占め、
中国の石油消費量は同期間に2倍となり、1日当たり976万バレルに拡大した。
(続く)
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