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【北京時事】中国の著名芸術家で、人権活動家でもある艾未未氏は15日までに時事通信のインタビューに応じ、尖閣諸島
国有化を受けた日中衝突に関し「両国はお互いに必要であり、関係を改善するか、しないかを考える必要はない。毎日のの
しり合う事態は全世界を笑わせている」と強調した。
-今回の反日デモをどう見るか。
「実際には政府が支持したデモだ。ある種の(日本に対する)恨みを呼び起こしているが、今日においてそんな恨みは存在
せず、社会発展に向けた方向性である交流・理解の考えと合致しない」
-若者らの反日感情はどんどん悪化しているように見えるが。
「本当に憤っている人もいるが、そういう人の中に知識人は少ない。多くは出稼ぎ労働者らだ。こんな大きな社会でデモに
行った人の割合は非常に小さい」
-デモの暴徒化をどう考えるか。
「彼らの破壊する車は中国人の車で、日本料理店も中国人が経営している。非常に非理性的だ。日本大使館に物を投げても
捕まらない。それは(政府が)操っているからではないか。こういうのが法律と言うのか。例えばデモが禁止されれば行
くことは可能か。きっと無理だろう」
-日中関係は今後どうなると思うか。
「近隣同士で、日本は過去数十年で中国に対し巨大な支援を行った。日本は文明的な社会で、世界にも非常に大きな貢献を
行った。中日は過去に戦争をしたが、既に過ぎ去ったことで仕方がないことだ。歴史問題を取り上げれば、進歩する方法
はなくなる。まさか日本と再び戦おうと言うのか。それはロジックのないことだ。関係改善とはお互いに尊重することだ。
両国に違いは必ずあるが、その違いを拡大させてはいけない」
-現実には両国は対立している。
「もし中日がお互いに嫌いで断交し、お互いに相手にしないことは可能か。不可能だろう。(日中は)お互いに必要なのであり、
関係を改善するか、しないかを考える必要はない。戦争もできないし、断交すらできないのに、毎日朝から晩までののしり合
っている事態は全世界を笑わせている。やはりもっと理性的になるべきだと思う」
▽時事ドットコム(2012/10/15-16:32)
URLリンク(www.jiji.com)