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安倍氏vs朝日きっかけはNHK問題 2012年10月15日 11時00分
上杉:安倍氏は野党第1党の総裁とはいえ、次期首相の有力候補の立場にあるので、
身辺を洗いざらい調べるのは報道機関として当然のことでしょう。
ただ、安倍氏と朝日に何らかの確執があるとすれば、05年のNHK番組改編問題で、
安倍氏がNHKに圧力をかけたと朝日が報じたことが大きいですね。
この時、安倍氏は「朝日の背後に薄汚い勢力の意図を感じる」と言い、系列のテレビ朝日も含めて敵意むき出しでしたから。
藤本:今でも朝日が安倍氏を嫌っているとすれば、それはやはり彼のタカ派的体質にあるのかもしれない。
安倍氏がまた首相になりそうだから、今度は本当に憲法改正に突っ走るんじゃないかと。
日中、日韓関係が緊迫する中でタカ派に勢いがある時だからこそ、
なおさら危機感が募るわけです。ボクも朝日とは違って憲法改正に賛成の立場ですが、
安倍氏が憲法改正の先頭に立つことには反対です。
だって箸もちゃんと使えないような人に憲法を触らせるわけにはいかないでしょ。
上杉:えっ、何ですかそれ?
藤本:朝日のように3500円のカレーに目を奪われていては分からないでしょうが、
つまるところ安倍氏には保守政治家が血肉とし、体現すべき日本人としての躾(しつけ)がなっていないということ。
詳しくはまた次の機会で。
☆うえすぎ・たかし=1968年、福岡県生まれ。テレビ局、衆院議員公設秘書、
ニューヨーク・タイムズ取材記者、フリージャーナリストを経て、公益法人自由報道協会理事長。
ミドルメディア「NO BORDER」代表。著書に「新聞・テレビはなぜ平気で『ウソ』をつくのか」など多数。
☆ふじもと・じゅんいち=1958年、福岡県生まれ。新聞、雑誌記者を経て独立、
取材執筆集団「メディアフォーラム」代表。「建設業界・談合が崩壊する日」
「永田町奇譚 もしニッポンの総理が東スポを愛読してたら…」など著書多数。
本紙で「永田町ワイドショー」好評連載中。
(抜粋)
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