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2年前の大阪読売の記事w
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iPS活用 初の創薬…C型肝炎 副作用少なく
東京医科歯科大など成功
ヒトのiPS細胞(新型万能細胞)などを使って、C型肝炎を治療する効果的で副作用も少ない薬の組み合わせを見つけ出す
ことに、森口尚史・米ハーバード大学研究員らと東京医科歯科大のグループが成功した。ヒトiPS細胞を創薬研究に活用
した初のケースとして注目される。米国肝臓病学会誌で発表された。
◇ 難治性C型肝炎の治療はインターフェロンと抗ウイルス薬リバビリンの同時投与が一般的だが、インターフェロンには発熱
やうつ症状、リバビリンには重い貧血などの副作用があった。
森口研究員らは既存の治療薬など10種類から2~3種類を選択。C型肝炎ウイルスに感染した肝臓の培養細胞に同時投
与して薬の効果を調べる一方、ヒトiPS細胞から作った心筋や肝臓の細胞にも同様に加えて薬の副作用を調べた。
その結果、量を4分の1に減らしたインターフェロンと、高脂血症治療薬、臨床試験中の肝がんの新薬の計3種類を組み合
わせて使うと、ウイルスは10%以下まで急減。iPS細胞由来の心筋の拍動や肝臓細胞へのダメージも少なかった。C型肝
炎ウイルスが感染するのはヒトとチンパンジーだけなので、動物実験による研究が難しかった。
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