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○森口氏、医師資格なし…米大関連病院在籍1か月
森口尚史(ひさし)氏(48)は、東京医科歯科大大学院修了。
1993年に看護師資格を取得したが、日本の医師国家資格は持っていなかった。しかし読売新聞の取材に
対しては、iPS細胞から心筋の細胞を作り、自身が注射を用いるなどの医療行為を行い、患者の心臓に
移植したかのような説明をしていた。
また森口氏は今回の取材に対し、ハーバード大の「客員講師」だと名乗ったが、同大関連のマサチューセッツ
総合病院によると、森口氏が病院に在籍したのは99年11月末~翌年1月の1か月余りで、胃腸科で研究員を
していた。同大によると、それ以降は病院とも大学とも何の関係もなくなったという。
森口氏は今年7月にも、本紙記者にがん患者への体外受精法を開発したと伝えてきたが、この時は
「東京大学医学部iPS細胞バンク研究室室長」とメールに記載していた。今回の事態を受け改めて調べた
ところ、東大にはその組織自体が存在しないことも分かった。
森口氏を巡っては、今回問題となった以外にも、研究実態が不明な論文が見つかった。
10年に米国肝臓病学会誌で発表した論文は、森口氏と東京医科歯科大のグループが、iPS細胞を使い
C型肝炎の効果的な治療法を発見したとして、読売新聞が報じた。しかし、東京医科歯科大は12日、
「(同大で)このような実験や研究が行われた事実はない」とするコメントを発表した。
東大先端科学技術研究センター(先端研)や東大病院によると、森口氏は99年8月から10年まで先端研で
客員助教授や特任教授などを務め、知的財産や医療経済などの研究に従事、10年3月から東大病院に移り、
現在も同病院の特任研究員を務めている。細胞や臓器の凍結保存技術の開発補助の担当だという。
事態を重く見た東大病院や東京医科歯科大は、森口氏が関係する共著も含む論文や研究そのものの
再検証に乗り出した。
□ソース:読売新聞
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