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共同通信社は11日午前、「iPS細胞を使った移植手術を実施」との記事を配信。この記事をブロック紙や地方紙は11日夕刊で大きく扱
った。北海道や河北新報、中日、中国、西日本、東京、京都、神戸の各紙は「iPS初の臨床応用」などの見出しで1面トップに採用。新潟
日報や信濃毎日、山陽なども1面や社会面に掲載した。
テレビ朝日は11日夕方のニュースで、森口氏側の主張を速報。同社広報担当は、「世間の注目を集めるニュースだから」とする。同社は
12日、森口氏へのインタビューを放映し、「治療を証明するものが示されず、治療そのものがなかった可能性もある」と報道を修正した。
一方、毎日新聞や日経新聞は掲載しなかった。毎日は、記者が事前に森口氏に取材したものの、「説明があいまいだった」(編集編成局
幹部)ため見送った。日経も「慎重に判断した」(広報グループ)という。ただ、両紙は森口氏の過去の研究を記事化しており、経緯を検証
するという。
森口氏の名前は1990年代半ばから全国紙などに度々登場していた。森口氏が東京大先端科学技術センターの特任教授でなくなった
09年以降、「米ハーバード大」の肩書で、iPS細胞に関する研究成果が、読売や日経、毎日などで紹介され始めた。
今年7月にも、がん患者の卵巣の一部を凍結保存して4年後に解凍して体外受精で妊娠に成功したと、読売新聞が報じた。科学誌ネイ
チャー・プロトコルズに発表したとしているが、同誌には未掲載で、実際に載ったのは同誌に関連したネットの情報交換欄。第三者による
審査(査読)がない欄だった。
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