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ノーベル医学・生理学賞に決まった京都大の山中伸弥教授(50)と2001年に化学賞を受賞した理化学研究所
の野依良治理事長(74)が12日、東京工業大で公開討論した。大学の国際化や特許の確保、研究支援技術員の
質の面で日米格差が拡大しており、日本が国際競争の中で危機的状況にあるとの見方で一致した。
山中氏は奈良先端科学技術大学院大で人工多能性幹細胞(iPS細胞)の開発に至る研究を始めた際、2人の院生
とともに1人の女性技術員が中心となって成功したと紹介。米国の大学では博士級の優秀な技術者が最先端の難しい
装置を操り、研究に貢献していると述べた。
さらに、京大では特許の企業独占を許さず社会還元するため8人のグループがiPS細胞関連の特許取得を世界規模
で進めているが、全員が任期付きの非正規職員と説明。山中氏は「研究支援者が尊敬、感謝されないといけない。
任期付きで使い倒すようでは本気でサポートしてくれない」と訴えた。
名古屋大教授時代、鬼軍曹と恐れられた野依氏は「大学の国際化が進まないのは、気位だけ高くて裸の王様の教授が
多いからだ」と批判。技術革新の中心は欧州から米国を経てアジアに移ろうとしており、日本が中国に負けないため
には、若手研究者の海外進出と外国人研究者の受け入れを同時に進める必要があると語った。(2012/10/12-18:58)
▽時事ドットコム(2012/10/12-18:58)
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▽公開討論映像
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