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・田中慶秋法相が、30年ほど前に暴力団関係者の宴席に出席した上、別の暴力団幹部の結婚式では
仲人を務めていた、と週刊誌に報道された。田中氏は外国人献金問題が発覚したばかりで、
暴力団との過去の交際が明らかになったことで、辞任が不可避な情勢に発展しそうだ。
田中氏の疑惑を報じたのは、首都圏では2012年10月11日に発売された「週刊新潮」10月18日号。
記事では、田中氏が宴席であいさつする様子を目撃したという暴力団関係者の証言を紹介。
別の暴力団関係者は、11年に死去した暴力団幹部の結婚式で、田中氏が仲人を務めたことを
証言している。
田中氏は、週刊新潮の取材に対して、暴力団関係者の宴席に出席したことについては
「いや、あのぉ、1回だけだと思いますよ」と事実を認めた上で、仲人を務めたことについても、
「だって、(新郎である暴力団幹部の)お父さんから頼まれてやったわけで。息子がどういうあれか
知らなかった」と述べたという。
田中氏は10月1日の内閣改造で初入閣。同日の就任会見でも、死刑の存廃問題についての
答弁が不明瞭だとして大臣としての資質に疑問の声があがっていた。数日後には、田中氏の
政治団体が、在日台湾人が経営する会社から計42万円の献金を受けていたことが発覚。
政治資金規正法に抵触する疑いがあるとして、全額を返金したばかりだった。この問題についても
「返金までに時間がかかりすぎている」といった批判も出ており、国会が開催されれば「暴力団交際」も
含めて野党から追及され、辞任しなれば政権そのものが危機的な状況に追い詰められるのは確実だ。
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