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■ビショップ夫人著「30年前の朝鮮」より
「市民は地上に瓦または藁を並べた平屋の下に潜り込んで生活している。
いや不潔な道路に蠢動していると形容した方が良いだろうか。その道路は広くても
二頭の馬が並べるほどではない。狭いところで大きな荷物を担いだ人が通ると、
それだけで往来を塞いでしまうほどである。道路のはしには悪臭が辺り一面臭って
くる溝があり、路面は埃まみれの半分裸の子供達と、猛悪な犬とによって占領
されている。」「下水道は、市内の汚水を昼夜絶え間なく城外へと排せつしている。
そのため、下水道の泥は真っ黒で、遙かな昔からの汚水によって染められ
悪臭を空気中に放散して旅人を悩ましている。」
「ソウルは汚いことと臭いことでは世界一である。」
■世界風俗志 重田勘次郎著 博文館 明37(1904)
「朝鮮」の項より
(略)次に便所を設けないのは この国従来の習慣で、室内には真鍮製の溺器を備えて
大便は全て戸外にやり棄てる。尿は吾人(日本人のこと)はそれが不潔な事を知っているけども、
彼らはこれを湯水のように考えていて、皮膚の艶を出すといって顔を洗い、又は梅毒の伝染を
防ぐと言って局部を浸す。
また、主と客が歓談する時にもし便意を催すことがあれば直ちに傍らの溺器を取り寄せ、
し終えれば又元のところに置いて談話に戻る。
子供が床に落としたり又大人が戸外に排出した大便は、飼っている犬や豚に掃除させ、
いわゆる一挙両得の仕事をさせている。しかし犬や豚がいくら多いとは言っても全てを舐め尽す
ことは出来ないので、市街・道路における人糞は牛馬のものと日光に焦がされ雨水に流されて、
不潔なことは実に名状しがたい。
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