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中学生が手作りロボットで性能を競う「創造アイデアロボットコンテスト」(ロボコン)が、本年度から完全実施され
た新学習指導要領の影響で窮地に立っている。11月の県大会参加者は21チーム99人で、最盛期の5年前に比べ約94%も
激減。中学校の時間割から「選択教科」が消え、授業で手間暇の掛かるロボット製作が難しくなったからだ。技術開
発を実践できる教材として理工系の素養のある中学生に好評なだけに、技術担当の教師は「単にロボコンにとどまら
ず、日本のものづくりの将来が心配」と危機感を強めている。
本県の中学生ロボコンは2002年度に始まり、今年11回目。科学技術立県を掲げる県は05年度から3年連続で全国大会を
誘致し、07年度の県大会参加者は最多の576チーム1642人、08年度には桜川市立岩瀬東中が全国優勝するなど、一時隆
盛を誇った。
しかし、4月から中学校の新学習指導要領が完全実施され、状況が一変。学力低下を招いたと批判された「ゆとり教
育」からの転換で、主要5教科の授業時間数が全体で約1割増えた一方で、「総合的な学習の時間」が削減され、生徒
の個性伸長を目指した選択教科は事実上、中学校の時間割から姿を消した。
中3の「技術」の授業時間は現状維持の年間17・5時間(1単位時間は50分)で隔週1コマ。ものづくり教育に熱心な学校
や技術担当教師は、最盛期105~165時間あった選択教科にロボコンを採り入れ、「技術」の授業時間不足を補ってき
たが、「選択教科がなくなり、手間暇の掛かるロボットを授業で製作するのは困難」として、本年度は出場見送りが
続出した。
2以降に続く
ソース
茨城新聞 URLリンク(ibarakinews.jp)