12/10/10 11:22:15.46 G0IpB7d8P
いやなことを思い出した。
昔、119番の通話記録に残っていた事例だ。
119番に火災通報がかかってきた。
逆上した通報者の女性は、明らかに火元の家の中から電話している。
子供たちもすぐそばにいるようだ。
これは絶対にやってはいけない事で、必ず外に脱出してからご近所に通報を頼むべき。
人間、何がどうなろうと、死なないことが第一なのだ。
119番の担当者は、この切迫した通報にどう対応したか、脱出を指示したか?
いや、彼は、逆上した通報者に対してマニュアル通り、火災の状況、火元の住所などを順番に質問したのだ。
電話の向こうでは、母親が子供たちに逃げるように叫んでいる。しかし、怯えた子供たちは動けない。
その状況が電話から伝わってくるのに、彼は脱出を指示しない。
怒鳴りつけてでも、子供を連れて脱出するように指示するべきではなかったのか?
電話は唐突に切れた。「ぎゃーっ」という叫び声を残して。
俺は、この事例を学んでから、お客さん関係の安全資料には、必ず書いた。
通報は脱出してからにしてください。子供は必ず連れて脱出してください。
子供は、親と離れては避難できません。