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韓国の文化体育観光省(以下、文化省)は8日、インドネシアのチアチア族へハングル文字を普及させるため、
現地に設立された教育機関が8月31日をもって閉鎖し、唯一の韓国人教師も撤収したことを明らかにした。複数の韓国メディアが報じた。
チアチア族はインドネシアのバウバウ市に所属する少数民族で、人口は約8万人。独自の言語は存在するが文字を持たないため、
固有の言語が消滅する危機にあるとされる。
韓国の訓民正音学会は2009年、チアチア族が独自の言語をハングル文字で表記できるよう、現地での教育を開始。
韓国では「ハングル輸出第1号」として関心を集めた。しかし、当初期待されていたバウバウ市と韓国側との文化交流や経済支援は実施されず、
2010年末に普及活動は一時中断することとなった。
文化省によると、インドネシア政府は自国民に対し、少数民族の言語を含める自国言語をローマ字以外で表記することを認めていない。
また、インドネシア政府は2010年に、ハングル文字を採用したとの報道をついて正式に否認したという。
2012年1月には、韓国から運営を委託された慶北大学とインドネシアのムハンマディア・ブトン大学の協力により、
現地に韓国語の教育機関「世宗学堂」が設立された。運営費は文化省が年間3400万ウォン(約240万円)、
慶北大学が3600万ウォン(約250万円)を負担したが、財政問題や行政不備などにより運営は困難となった。
文化省は、「慶北大学との契約期間(2011年9月から1年間)が終了し、(同校は)財政難を理由に撤収した」と説明した。
韓国メディアによると、文化省は今後、世宗学堂を運営する大学を探て再び開校させる計画だが、
同国内ではハングル普及活動が中断するのではないかと心配する声が高まっている。(編集担当:新川悠)
サーチナ 【社会ニュース】 2012/10/09(火) 11:07
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