12/10/09 06:05:58.87 0
朝鮮半島出身者の無縁仏を納めた無窮花(ムグンファ)堂(飯塚市庄司)で8日、追悼式典が行われた。
約70人の前で、在日韓国人2世の舞踊家金順子(キムスンジャ)さん(67)=東京都在住=が舞を奉納。
島根県の竹島をめぐり日韓の対立が続く中、参加者たちは「国と国の関係を超えて交流を続けていかないと
いけない」と気持ちを新たにした。
追悼式典はNPO法人「国際交流広場無窮花堂友好親善の会」(吉柳順一理事長)が主催し、今回で17
回目。吉柳理事長は「日韓それぞれの状況は違うが、草の根の交流が次の時代を担っていく」とあいさつした。
昨年に続き2度目の参加の金さんは約15分間、サルプリ舞を披露。生と死をつなぐ意味のスゴンという
白い布を手に流麗に鎮魂の舞を踊った。「人間同士のつながり、絆は根底にある。日韓双方が幸せになるよう
少しでも力になりたい」。領土問題について「若い人に歴史を勉強してほしい」と訴えた。
無窮花堂は2000年に建立され、現在は遺骨116柱を安置。年間約千人が訪れるという。完成して12年が
経過し、屋根の修復を目指すほか、周囲に陶板を埋め込んだ「歴史回廊」に英語の説明版を設置する方針。
吉柳理事長は「無窮花堂に安置している以外に、名も知れず埋葬された遺骨もある。そういう人たちのことにも
思いをはせながら追悼していきたい」と話した。
ソース 西日本新聞 2012年10月9日
URLリンク(www.nishinippon.co.jp)
無窮花堂の追悼式典でサルプリ舞を披露した金順子さん
URLリンク(www.nishinippon.co.jp)