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●サムスンは技術革新を起こしていない
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例えば、東京大学大学院ものづくり経営研究センター特任研究員で、かつてサムスン電子で常務を務めた
こともある吉川良三氏が、講演等で明らかにしていることがある。
吉川氏は「サムスンでは、イノベーション(技術革新)はほとんど起こっていない」としたうえで、製品開発の
特徴をについて、
「サムスンの場合、世界中から最新の技術やパーツを導入して、モジュール型の製品開発を行ない生産
するので、非常に短時間で(先行企業を)キャッチアップして安価に大量生産でき、グローバル市場で地歩
を築くことができる」
と語っている。
吉川氏は、サムスンの方式を「リバーシブルエンジニアリング型」と呼び、次のようにその実態について語る。
「構造調査で日本の製品を分解して、機能と性能、部品などを徹底して調べ上げて、日本が到達した最新
のイノベーションの成果からスタートする。これをベースにして、グローバルな視点から商品を企画して、
機械設計・製品設計を行ない、既存の部品であるオープンなモジュラー部品を多用して最新の製品を生み
出すのである」
となると、世界各国のニーズの異なる市場にフィットして、商品を安価に、効率的に、スピーディに提供でき
るのは当然の理である。しかもサムスンの場合、リ・ゴンヒ(李健熙)オーナーのワンマン経営企業体であり、
多少のリスクがあっても、商品開発、市場開発に大胆かつ集中的な投資ができる。スピード感も違う。