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【毎日新聞】 山極寿一「自分の由来は土地や国に結びついている訳ではない。地球の土地を世界の人が共有する新たなルール作るべき」★4 - 暇つぶし2ch1:有明省吾 ◆BAKA1DJoEI @有明省吾ρ ★
12/10/08 00:09:27.33 0 BE:545652735-PLT(12066)

★時代の風:領土・国境へのこだわり=京都大教授・山極寿一

◇共存のルール見いだせ??山極寿一(やまぎわ・じゅいち)

人間はいつまで領土とか国境とかにこだわり続けるのだろうか。竹島や尖閣諸島の問題について述べているのではない。
もう少し一般的な人間の集団間の関係について考えてみたいのだ。

人間とは自分の由来にこだわる動物だと私は思う。どの家族に、どの土地に生まれ、どの組織に属し、どの国の一員であるかが常に付きまとう。
それは人と付き合う際に、自分を証明する手段として重要だ。どの社会でも、どこの誰だかわからない人と、すぐに心を許して付き合おうとはしないからだ。

しかし、自分の由来は必ずしも土地や国に結びついているわけではない。
個人のアイデンティティーは自分を育ててくれた家族や共同体に結びついており、土地に限定される必要はない。
自己を証明する手段をもって複数の集団や社会を渡り歩ける現在、自分の由来を特定の土地に結びつけて語る必要が果たしてあるのだろうか。
ましてや、その土地を境界線で仕切って区別する必要があるのだろうか。

そもそも土地に境界線を引くのは、人間にとって新しい出来事である。
人間に近縁なサルや類人猿は、集団で暮らすようになってからほとんどテリトリー(縄張り)をもたずに共存してきた。
テリトリーは夜行性の原猿類が個体でもつ特徴である。フルーツや昆虫を主食とする体の小さな原猿類は、樹上で食物をめぐる競合を回避するために、
分散して互いに空間的にすみ分ける道を選んだのだ。

だが、次第に体が大きくなって昼の世界に進出した真猿類は、それまで鳥が支配していた樹幹部でフルーツや葉を食べるようになる。
より広い範囲で食物を探す必要が生じて地上へ降り、集団を作って肉食獣の危険から身を守るようになった。(>>2-5へ続く)

▽毎日新聞 2012年10月07日 東京朝刊
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▽前スレ★1の投稿日2012/10/07(日) 18:18:51.57
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