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最近、中国から東南アジアなどに工場を移すべきという意見が増え
ているが、間違った考え方である。
日本企業が中国を始めとするアジア諸国に工場を移転する最大の
理由は、アジア諸国の賃金が安いことである。しかし、低賃金の原
因は、アジア諸国が発展途上にあるからだけではない。アジア諸
国の政府・中央銀行が、自国の通貨を安く誘導し、外国企業の誘
致、輸出振興をはかっていることも大きく寄与している。一方、日
本は、政府・日銀が、長年、超円高・アジア通貨安を放置していた。
東南アジアの多くの国も、中国に負けず劣らず通貨を割安に誘導
している。
日本円だけがアジア諸国の中で飛びぬけて円高なのである。そし
て、超円高・アジア通貨安は日本経済に大きな損害を与えている。
アメリカは、最近のドル安で、工場の中国からアメリカ国内への移
転が始まっている。
一番必要な政策は、政府・日銀が超円高・アジア通貨安を是正す
ることである。そうすれば、日本企業の多くは、国外ではなく、日本
国内に工場を建てるはずだ。中国からの工場の移転先は日本国
内にさせなければならない。
購買力平価から見たアジア諸国の通貨に対する超円高の実体
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アジア諸国の通貨に対する超円高の原因
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