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在日本イスラエル大使館が、愛知県立瑞陵(ずいりょう)高校(名古屋市瑞穂区)にオリーブの木を植樹する。
同校の前身は第二次世界大戦中に多くのユダヤ人を救った外交官、杉原千畝(ちうね)(一九〇〇~八六年)の出身校。
感謝のしるしの植樹式は十六日に開かれる。 (谷悠己)
千畝は岐阜県八百津町生まれ。税務官だった父の転勤で名古屋に住み、瑞陵高の前身、旧制県立第五中で学んだ。
リトアニア領事代理だった四〇年、ナチス・ドイツの迫害から逃れようとした六千人以上のユダヤ難民に日本通過ビザを独断で発給した。
瑞陵高は二〇〇〇年の生誕百周年以降、千畝の顕彰活動を本格化。
愛知万博でリトアニア館と交流を持ったり、同窓生からの寄付金で在校生をアウシュビッツ強制収容所跡のある
ポーランドへの研修旅行に派遣したりしてきた。
こうした動きを知ったイスラエル大使館は今年迎えた日本との国交六十周年にちなみ、友好のシンボルであるオリーブの植樹を提案した。
植樹場所は、旧制五中時代の校内にあった縄文古墳を模したモニュメント。
食物科がある特色を生かし、イスラエル料理の研究や植樹したオリーブの実を調理実習に使う構想も温めている。
吉沢雅之校長は「千畝の活躍の原点は五中時代に習得した語学力だったと、よく話している。
尊敬すべき先輩がもたらしてくれたイスラエルとの縁を大事にしていきたい」と話している。
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