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○独税関 またバイオリン名器押収 ストラディバリウスに1.2億円請求
ドイツ在住の若手バイオリニスト、有希・マヌエラ・ヤンケさん(26)が、日本音楽財団(東京)から貸与され演奏活動に
使っているバイオリンの名器ストラディバリウスを、ドイツ・フランクフルト国際空港の税関に押収されていたことが分かった。
関税として約一億二千万円を請求されているという。
押収されたのは、イタリアの名工ストラディバリが最晩年に制作した一七三六年製の「ムンツ」。財団が所有し、五年前から
ヤンケさんが借りている。
ヤンケさんが日本で演奏会を終え、ドイツに帰国した九月二十八日に押収された。貸与の契約書や日本での納税証明書
など必要書類はそろっていたが、ドイツ税関は「転売しない保証がない」との理由で持ち込みを認めなかった。
税関が発行した書類は、バイオリンの時価を保険額から六億円余りとし、19%の一億二千万円弱を関税として払うよう
求めている。同空港税関は本紙の電話取材に「個別の案件には答えられない」と話した。
仕事の「道具」は通常、免税扱いのため、財団は無償での返還を求める。
同空港の税関では八月中旬にも、ベルギー在住のバイオリニスト堀米ゆず子さん(54)が同様に高価なバイオリンを
押収され、九月下旬に無償で返却されたばかり。ドイツ税関の対応は不可解で、日本の音楽関係者は「日独の文化交流に
悪影響が出る」と懸念している。
ヤンケさんはドイツ人の父と日本人の母を持つ。二〇〇四年のパガニーニ国際コンクールで一位なしの二位で最高位となった。
◆押収とても残念だ
塩見和子・日本音楽財団理事長の話 楽器の貸与に際して演奏者の国籍を問わないのが当財団の特徴。複数のドイツ人
にも貸し出している。そうした貢献は世界的に高く評価されており、今回の事態はとても残念だ。
□ソース:東京新聞
URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)
※前(★1:10/04(木) 10:16:11):スレリンク(newsplus板)