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・野田第3次改造内閣がスタートした。野田首相は、日中国交正常化を成し遂げた田中角栄元首相の長女、
真紀子氏を文科相に起用し、沖縄県・尖閣諸島をめぐって緊張する中国との融和を模索する構えだ。
だが、中国側には日本の尖閣国有化に対する怒りの矛先をおさめる気はない。ジャーナリストの加賀孝英氏が
接触した中国人民解放軍の最高幹部側近は「(日中の)軍事衝突、OKだ」と言い放った。Xデーは中国の
新体制発足後の11月以降とみられる。
野田首相が行った「尖閣国有化」への中国側の反発はすさまじく、ますますヒートアップしている。中国の楊潔●
(=簾の广を厂に、兼を虎に)(ヨウ・ケツチ)外相は先月27日、ニューヨークでの国連総会で「(日本が
日清戦争で尖閣諸島を)盗んだ」と罵倒。中国外務省の楽玉成次官補は同28日、「(尖閣国有化は)
中国に対する原爆投下」と激しく攻撃した。
こうしたなか、私(加賀)は、中国人民解放軍の最高幹部側近と接触した。さっそく、尖閣国有化に触れると、
彼は目をむいて「中国への宣戦布告だ!」と声を荒らげた。さらに聞いた。
--中国は、日本の尖閣国有化で何を怒っているのか
「日本のやり方は卑劣極まりない。9月9日のAPEC首脳会議で、胡錦濤国家主席は『国有化には断固反対だ』と、
野田首相に直接伝えた。ところが、その2日後に、何の連絡もなく尖閣国有化に踏み切った。これは野田首相の詐欺だ。
胡主席のメンツも中国の威信も丸潰れだ」
「胡主席は11月の中国共産党大会で、習近平国家副主席に総書記(国家主席)を引き継ぐ。
その大事な引き継ぎの晩節を汚された。しかも、領土を奪われるという形で。胡主席は中国史に残る大失政者になった。
これは日本による宣戦布告だ! われわれは絶対に許さない」
--尖閣諸島は歴史的にも国際法上も日本の領土である。中国は「自分の領土」という証明ができるのか
「当然だ。歴史的事実や資料が証明している。加えて、われわれは日本の公的、私的機関などから、尖閣問題に
関する全ての資料を公式、非公式問わず入手している」(>>2-10につづく)
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