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韓国・京畿道平沢市で61歳の女性が1日、自身が住むアパートの5階から投身自殺を図り、死亡した。
亡くなった女性は、入院していた病院内で8月に30代の看護補助者の男性から性的暴行を受け、告訴状を提出したが、
裁判所によって拘束令状が棄却された。女性はこれを苦にして自殺したとみられている。韓国の複数のメディアが報じた。
韓国メディアは、「看護補助者にレイプされた60代の女性、加害者令状4回却下」「性犯罪令状棄却、60代の女がうつ病で自殺」などと題し、
看護補助者に性的暴行を受けた後、羞恥心により自ら命を絶ったと伝えた。
亡くなった女性は8月10日、市内の病院で下肢静脈瘤手術を受けて入院した際、
患部を消毒する過程で看護助手の31歳の男に強制的な性的暴行を受けたとして、警察に告訴状を提出した。
被害者の女性は暴行を受けた後、直ちに病院を移り、1カ月間1人部屋に入院し、精神科・産婦人科などの治療を受けた。
女性はこの間、警察に何度も出頭して調査を受け、事件現場の病院で現場検証などを行った。一方、警察は検察に対して、
拘束令状を申請したが3回却下された。容疑者の男は、警察の調査の過程で、女性との合意に基づいて性関係を持ったと主張するなど、
容疑を否定。検察はその後、補完調査を経て、強姦容疑で男の拘束令状を受け入れた。
しかし、裁判所は、「容疑者の男には家庭や職場があり、証拠隠滅と逃走の恐れがない」として拘束令状を棄却した。
女性は、この結果に大きな衝撃を受けていたとされ、その直後にアパートから飛び降り自ら命を絶った。
亡くなった女性の自宅からは、娘にあてたA4用紙5枚分の遺書が発見された。
「凶悪犯罪に正当な処罰が下されるよう空で見守りたい」と結ばれていたという。(編集担当:李信恵・山口幸治)
サーチナ 【社会ニュース】 2012/10/03(水) 09:54
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