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キッシンジャー周恩来会談抜粋(1971年10月22日人民大会堂)
「日本人観」
周恩来:(以下周)
ものの見方が狭く、とても変わっている。島国の国民だ。
キッシンンジャー:(以下キ)
中国は伝統的に普遍的な視野があるが、日本には部族的な視野しかない。
日本人は他の国民がどう感じるかに何の感受性もない。日本には何の幻想ももっていない
「日本経済」
周:日本は第二次大戦の賠償も払わず、戦争から利益を得た。経済拡大は軍事拡大につながる。米国は日本を今の状態に太らせた。
キ:日本を経済的に発展させたことを今では後悔している。
「日本の防衛政策」
周:日本は過去25年あまり、防衛に必要以上の金を使ってきた。いまや羽が生え、飛び立とうとしている。
一度日本が軍事拡大に走れば、どこまでいくかわからない。
キ:日本が米軍撤退を希望すればいつでもでていく。日本が自主防衛すれば周辺の国にとっても危険だ。
米国が日本の為に核兵器を使う可能性は実際には小さい。米軍が撤退すれば、日本は
平和利用計画で得た充分なプルトニウムで核兵器を作ることができる。
日本が大規模な再軍備に走るような事態になれば、伝統的な米中関係が再びものをいう。
米国は日本の拡張を抑えるために、他国と協調できることをする。日本について我々は同じ方向の利害を持っている。
さらにキッシンジャーが中国の対日警戒心につけこんで、日米安保条約があるからこそ
日本が軍事的に自立できないこと、また、米国が保障した核の傘があるからこそ、日本の中の核開発の
声を封じ込めることができるのだと述べている点は注目です。
日本から核を取り上げることこそ、中国首脳の信頼を手に入れ、米中和解を実現するための最大の
外交交渉カードになりえたのです。