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【講演録】「チベットから見た中国問題」
桐蔭横浜大学教授 ペマ・ギャルポ氏の講演(要旨)
URLリンク(rinnkennryou.blog24.fc2.com)
チベットでも、一八六〇年代に改革の動きがあったが、チベットの中にはすでに、
英国派と親中派が存在していた。中国は、民族統一工作の一環として、
相手の中に入って撹乱(かくらん)させることを戦術としている。[・・・]
さらに、中華人民共和国の軍隊がチベットに入ってきた時、チベット政府は
「インドに頼ればいい」「国連に訴えればいい」「ネパールとの間に助け合う条約があるから」
「モンゴルとの間にお互いに助け合う条約があるから」と言っていただけだった。[・・・]
国際政治は既成事実で動く。世論の支持を得て多少自己満足したり、戦う人たちの正当性を
持たせる上では、国連決議や国際司法裁判所の判決は意味があるかもしれないが、
現実には、チベットにとって何の助けにもならなかった。[・・・]
「自分たちがいい人であれば、世の中みんないいように接してくれる」と自分たちが正義だ
と信じ込んでしまっていた。今日本にもそういう方々がたくさんいる。