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・安倍元首相が26日、自民党の新総裁に選出された。そんな中話題を呼んでいるのが、安倍新総裁が
投票前に食べたと一部で報じられた「3500円のカツカレー」だ。カレーとしてはなかなかない値段のため、
「庶民感覚と外れている」、あるいは「そんなことで批判するな!」と賛否両論が巻き起こっている。
しかし気になるのは、その「3500円カツカレー」のお味。その実力を確かめるべく27日、カレー好きの20代
男性記者が、安倍新総裁が食したとされるカレーを出しているホテルニューオータニ東京の「SATSUKI」を訪れた。
「SATSUKI」はホテル6階に店を構える「気軽に楽しめるカフェ&ダイニング」(公式サイトより)。気軽、とは
言ってもさすがに高級ホテル内のお店だけあって、朝食は1890円から、ディナーともなると5250円からと、
なかなかのお値段だ。記者が訪れたのはお昼時だったが、落ち着いた雰囲気の店内には紳士&マダムの姿が目立つ。
このお店では、「ポークカツカレー(フィレ)」と「ポークカツカレー(ロース)」の2種類のカツカレーをラインアップする。
今回注文したのは、安倍新総裁が食べたとみられる「ポークカツカレー(フィレ)」だ。お値段は、サービス料込みで
「3520円」。3500円という報道に合致する。もちろん、記者はこんな高級カレーを今まで食べたことがない。
高級店の雰囲気に気圧されながら待つこと約15分、
「お待たせいたしました。ご注文のポークカツカレーでございます」
すっかりお腹を空かせた記者の前に、「3500円カツカレー」が姿を現した。ポットに入れられたルーが、高級感を
漂わせる。らっきょう・福神漬け・たくあんといった3種類の薬味が、きちんと別皿で提供されるのもさすがだ。
とはいえ、問題は味だ。スプーンでひとすくい、口に運ぶ。(>>2-10につづく)
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