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★安倍自民“お友達人事”再び 補佐役に側近菅氏起用
自民党の安倍晋三総裁(58)は27日、石破茂前政調会長(55)の幹事長起用を決めた。
総裁選で地方票の過半数を獲得した石破氏を「選挙の顔」とするとともに、地方の反発を抑える狙い。
ただ、「脱派閥」を掲げる石破氏は派閥長老らと疎遠で党内融和に不安が持たれているため、
幹事長代行には安倍氏側近の菅義偉元総務相(63)を起用。首相就任時と同じ「お友達人事」に批判が出そうだ。
安倍氏は午前、石破氏に電話で「党運営と選挙に臨むにあたり、力を貸してほしい」と要請。
石破氏は受諾し、国会内で記者団に「一体感を党員に持ってもらえる運営を心掛けたい。
風に影響されない、選挙に強い自民党をつくることが急務だ」と決意を表明。
知名度の高い小泉進次郎青年局長を重要ポストで起用したいとの考えも示した。
次期衆院選に向け挙党態勢をつくるため、総裁選で地方票300票のうち165票を獲得した石破氏の起用が不可欠と判断。
「選挙の顔」の役割を任せるとともに、地方の意向に反する形となった安倍新総裁誕生への反発を抑える狙いもある。
石破氏の幹事長起用について記者団に「事実上の党の軸として国会、来るべき衆院選で大活躍してほしいとの期待を込めてお願いした」と述べた。
ただ、石破氏は総裁選でも「脱派閥」を掲げ、派閥領袖やベテラン議員から疎まれているため、党内では「石破氏が幹事長でまとまれるのか」と不安の声も。
このため、幹事長を補佐する幹事長代行に、安倍氏の側近で派閥長老らともパイプがある菅氏を起用する方針を固めた。
菅氏は安倍氏が首相当時に閣僚を務め、総裁選では安倍陣営の中核を担った「功労者」(自民党関係者)。
総裁選で安倍氏を支持した甘利明元経済産業相の総務会長起用も浮上。高村正彦元外相の要職起用も取りざたされている。
主要人事を側近議員で固めた首相就任時と同じ「お友達人事」となりそうな状況に対し、
総裁選で石破氏を支持した中堅議員は「何も反省していない」と批判。
安倍氏が菅氏ら「お友達」を重用するようになれば、石破氏との間に溝が生じ、執行部内の路線対立につながる可能性もある。
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