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自民党の新総裁に安倍晋三元首相が選ばれた。体調不良で首相を突然辞任して以来、5年ぶりの総裁復帰だ。総裁経験者の再登板は初めてである。
自民党は近づく衆院選で第1党となる可能性が高く、安倍新総裁は次の首相に最も近いと言える。
ただ安倍氏は総裁選や当選後の会見で、憲法改正や領海警備のための自衛隊法改正などを訴え、タカ派的な発言を繰り返した。
中国や韓国などと領土をめぐる摩擦が相次ぐ中で、外交紛争を力で解決しようとする意図ならば気掛かりだ。
安倍氏には元首相として、自民党が政権を失った責任の一端もある。
自民党の党勢回復は、民主党政権の迷走という「敵失」によるものだ。自民党自身が変わった姿を見せなければ、
政権に復帰しても国民の支持は長続きしないと心すべきだ。
総裁選は5人が乱立し、40年ぶりに国会議員だけで行う決選投票に持ち込まれた。
1回目に1位だった石破茂元防衛相は全国の党員票の55%を集めた。しかし無派閥のため、
決選投票で票を伸ばせなかった。派閥優位の党内力学がここでも働いた形だ。
ソース 北海道新聞
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(続)